※本放送は投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、AZインべストメントマネージメントが作成した放送であり、各国の法律に基づく開示資料ではありません。また、本放送は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。

■経済の指標及びイベント

  • 雇用統計
  • FRBによる利上げの実施
  • 今後の展開

 

■米国雇用統計(2月)

  • 非農業部門の雇用者数は前月比で23万5000人増
    • 19万人程度とされていた事前予想を大きく上回る
  • 非農業部門雇用者数だけで無く、他の数字もポジティブな内容が並んだ
    • 失業率:前月比1ポイント減の4.7%で、市場予想通り
    • 労働参加率も63%
      • 2014年3月以来の63%台
      • 労働意欲のある者が増えている中での失業率の改善は米国経済の力強さの証明
  • 今回の雇用統計でケチがつく数少ないポイントとしては、賃金の上昇にやや陰り
    • 平均時給は09ドルと前月比0.2%増となったが、市場予想の0.3%増には届かず
    • 労働者数が増える中で、賃金が力強く伸びてくるかが注目

 

■FRBによる利上げの実施

  • 米連邦準備理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.75─1%とすることを決定。
  • FOMC声明は、追加利上げは「緩やかに」とどまると表明。
    • 今後の追加利上げの見通しは年内が2回、2018年が3回と、いずれも前回から据え置き。
    • 投資家はFOMC前に、少なくとも年内4回の利上げを織り込んでおり、やや期待外れ

 

■今後の展開

  • 市場の関心は3月利上げの先、6月のFOMCで更なる利上げを行うかどうかの議論が活発に
    • FRBのイエレン議長は2017年中の利上げ回数は3回であると示唆している。6月に利上げを行えば、予想より多い年4回利上げの可能性が出てくる。
    • 米ゴールドマン・サックスは年内利上げ時期を3月、6月、9月に実施するとの見方を示し、12月に4回目の利上げを行う可能性も高いとしている。
  • また、FRBのバランスシート「正常化」の開始時期に対する関心も高まっている。
    • FRBは3度の量的緩和で膨らんだ保有資産を「正常化」させる議論にも着手していくと想定
    • 今回の雇用統計等、好調な米国経済を映す指標が多く出ており、「正常化」は近いうちに始まるとの予想も
      • 米ゴールドマン・サックスは2018年半ばとしていた「正常化」開始の予想時期を2017年末と前倒しした
    • 本来利上げは経済の過熱を抑える効果がある
      • 利上げペースの増加や「正常化」の開始によって、今の好循環の流れが変わらないかどうかについては継続的に注視する必要

 

■株式市場
日経平均株価の推移は最高値19,656円、最安値19,454円。
topixの推移は最高値1,578ポイント、最安値1,560ポイント。

 

■為替市場
ドル-円は最安値115.2円、最高値112.9円。
ユーロー円は最安値122.8円、最高値121.1円。
人民元ー円は最安値16.7円、最高値16.4円。

 

次回もお楽しみに!

【出演】日本公認会計士 藤井陽介
協力:‍安中投资管理咨询(上海)有限公司
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