“日本人なら誰もが知っている有名な物語から、聞いたことも無い遠い国のお話まで、世界の童話をラジオドラマ形式でお届け。童話に関する豆知識やトークと共にお楽しみください。 【出演】MC RIE、MC K”


ヘンゼルとグレーテル
原作:グリム童話、編:LivAiA-FM
ナレーション・グレーテル:MC RIE、ヘンゼル・魔女:MC K

むかしむかし、ある森に、貧乏なきこりとそのおかみさん、そして二人の子供たちが暮らしていました。
子供の一人は男の子で、名前をヘンゼルと言い、もう一人は女の子でグレーテルと言いました。
この家族はとても貧乏でした。

ある年のこと、夏だと言うのにひどい寒さがやってきて、畑の作物がすっかり枯れてしまいました。
ただでさえ貧乏なこの一家は、その日に食べるパンもろくにありません。
お腹が空きすぎて眠れずにいると、おかみさんが小声で話しかけてきました。
「ねえあんた。このままでは親子四人、みんな死んでしまうわ」
「そうだろうなあ・・でも、仕方がないだろう。うちは貧乏なんだから」
「ねえ、ここは思い切って、子供を手放してみてはどう?子供たちの運命は天の神様に任せてさ」
「なんだって!そんなことをしたら子供たちがかわいそうだよ」
「シーッ!子供たちが起きるよ」
おかみさんは隣の部屋で寝ている子供たちを気にしながら、耳元でささやくように言いました。
「だってさ、どうせみんな飢え死にするくらいなら、二人の子供を遠い森に連れ出して、
置いてきぼりにしちゃいましょうよ」
「それは、そうかもしれないが・・。しかし、子供たちを捨てるなんて、俺にはとてもできないよ」

さて、この二人の話を、隣の部屋で子供たちがすっかり聞いていました。
「妹のグレーテルが、悲しくてシクシクと泣き出しました。
「あたしたち、捨てられてしまうんだわ。今夜きりで、家なしっ子になってしまうんだわ」
「グレーテル、泣かなくてもいいよ。僕がついてるからね」
兄のヘンゼルはグレーテルをなぐさめると、元気づけるように言いました。
「ぼくはね、たとえ捨てられても家に帰ってこれる。良い方法を考えたんだ!」
ヘンゼルはそう言うと、窓から外へ抜け出して、道に落ちている白い小石を集めました。

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